死亡率の高いがんを人間ドックで予防しよう

男性女性とも、死亡原因の第1位になっているのは、悪性新生物(がん)です。死亡率は年々上昇傾向にあり、日本国民の3人に1人はがんで死亡していると言われています。男性で最も多いがんは、肺がんです。男性は女性よりも喫煙者が多いため、このような結果になっています。

女性では肺がんは死亡率が2位です。女性の死亡率1位のがんは、大腸がんです。昭和期にかけては男女とも胃がんで亡くなる人が圧倒的多数でしたが、人間ドックの受診率の向上などにより、胃がんで亡くなる人は徐々に減っています。男性では死亡率2位が胃がん、女性では3位が胃がん、になっています。

胃がんは早期発見することができれば、比較的緩解しやすいがんと言われています。そのため、人間ドックなどで早く見つけることにより、死亡率を下げることが出来ます。また、手術などで摘出した場合、早い段階ならば予後も安定しやすいという特徴があります。会社や地域で健康診断を受けることは出来ますが、そういった法定健診には、がん細胞を見つけられるような検査は含まれていないことが多いです。

一方、人間ドックは検査項目が多いので、小さながん細胞でも発見率が高くなります。検査結果を待つ間は非常に不安なものですが、早めに気づくことが出来れば、治療方法を選べる可能性も高くなります。また、もしかしたらがんかもしれない、という日常での不安を取り去ることも出来ます。目安としては、35歳を過ぎたら人間ドックに一度は行っておきましょう。

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