健康診断を定期的に受けているから人間ドックは行かなくても大丈夫と考える人も少なくありません。しかし、人間ドックと健康診断は検査項目が異なるうえ、行う目的も異なります。そのため、定期的に健康診断を受けている人でも人間ドックを受ける必要性は十分にあるのです。健康診断は体全体を総合的に検査するため慢性疾患などの病気を対象に行っています。
しかし、人間ドックは体の各臓器を詳しく検査を行うため小さな癌や心筋梗塞や脳梗塞など血管の塞栓が起こりそうな場所をいち早く見つけ出し重症になる前に治療を行うための検査です。特に現在の日本では2人に1人は癌が発症するといわれており、さらに3人に1人は癌によって亡くなるといわれています。そのため癌というのは 発症するリスクがとても高く誰しもが注意警戒しなければいけない病気なのです。今の医療技術で多くの癌は早期に発見することにより完治させることができます。
癌は初期の段階では自覚症状が少ないものも多く気づくことが難しい病気です。このような、自覚症状がない病気に対し早期に発見する手段として様々な専門的な検査というのがとても重要になるのです。若いうちからドックというのは受けた方が良いのですが、特に30歳代からのドック受診がおすすめです。がんで亡くなる人の割合は30歳代までがほとんどなく40歳代から急激に上昇します。
そのため40歳代での死亡リスクの癌を早期発見するには30歳代からの人間ドックが重要なのです。しっかりとした検査を受けることで健康な体を維 持する努力を行いましょう。